アッロドーラの詩

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春風とうぐいす



春の知らせを運びこむ
若草色の春風と
春の雲達 よびもどす
若竹色の うぐいすは
おさななじみの 春の友

やさしい音色の春風と
明るい歌声 うぐいすの
雲までうかぶアンサンブル
冬のすぎ去る 春の日に


いちご



五月の朝に つゆにぬれ
太陽に向かって かがやいた
小さな緑の いちご達
とんがり頭を 上に向け
五月の空を ながめてた
さくら色の 雲達と
若草色の 風達が
キラキラ空を 泳ぐのを
ゆっくり遠目で 追いながら

さくら色の 雲達は
風にふんわり運ばれて
いちご畑を追いこした
小さな緑の いちご達
風に ふわふわ 吹かれたけれど
それでも じっとみつめてた
若草色の 風達は
ふわふわ そよそよ 急降下
くるんと 一回宙返り
雲と 風と いちご達
昔ながらの 春の風

五月がすぎ去る 最後の日
さくら色の雲達と 若草色の風達は
いっしょに 南へ旅立った
残された 真っ赤ないちご達
せいいいっぱい せのびした
雲達 風達 見送るように


パイナップルの夏



パイナップルが育つ時
沖縄は 夏の真っ盛り
キラキラ光る太陽が
ムシ暑い夏を作りだす

もとはといえばコロンブス
南アメリカから はるばると
色んな所に運ばれた
タイにフィリピン、メキシコ、ハワイ
そして日本の沖縄へ
パイナップルの大旅行


パイナップル達 夢を見る
生まれこきょうの南の夢を


さざなみ



オレンジ色に かがやいた
夕べの海を  ゆらすのは
しずかな音を たてながら
キラキラ光る さざなみで

風に吹かれて おちてきて
さざなみにゆられて 流された
オレンジ色の 落ち葉達
海の旅を 楽しんだ


夕日が落ちる その前の
さざなみゆれる 秋の日に



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