水郷近江八幡への旅

アッロドーラのページ

equさんのホームページトップ


 春の休みの日帰り旅行に、近年水郷が有名になった近江八幡を訪れました。

 町を見てから、暖かくなった午後に舟に乗って水郷めぐりするつもりでした。 でも、結構早く近江八幡についたし、暖かくなりそうなので先に水郷めぐりに出ることにしました。
 「今から行っても舟に乗れますか」と電話すると、「準備をして待ってます」との返事。
 湖岸をまわって水郷めぐりの舟着場へ向います。 このあたりの田んぼはちょうど田植え前で、耕転しているところにアマサギが集まっていました。

 水郷めぐりは4つあるのですが、ウェブでお勧めだった『まるやま水郷めぐり観光』です。
 着いてみると、朝早いのに、もうお客さんが次々来ています。 受付のおばさんはてんてこ舞いで非番の船頭さんに呼び出しをかけているところです。大丈夫かな。
 そうこうしているうち、呼び出された船頭さんが次々とやってきました。男の船頭さんも女の船頭さんもいます。 その船頭さんの一人に桟橋へ案内されて乗船します。

 船頭さんの話では、水郷では湖中の洲の田んぼにご主人と奥さんのそれぞれが手漕ぎの舟で通い、収穫物を運んで帰る暮らしがあったそうです。
 その田んぼが整地され橋が架けられたので、舟で水郷を案内するようになったとか。
 水郷の水はかつては澄み切っていたけれど、今は琵琶湖の水を揚水して田んぼに水を張るので、 田起こしの今の時期は水は濁ってしまったそうです。
 淡水真珠の養殖も濁りを嫌って、今は西の湖の深みに移っていったそうです。

(岸の柳)
手漕ぎ舟で水路を進みます。
あちこちでオオヨシキリが鳴いています。

(安土の山)
開けた水面の向こうに安土が見えます。
こんなところでも水深は1m20〜30cm位。

(八幡の山)
こちらの山は八幡です。
バンやカイツブリも見ました。

(葭の群落)
去年の葭が残っています。
刈取っても葭製品が売れないそうです。

 葭の茂みを棲家にしているカイツブリはこれから子育ての時期をむかえます。 葭の茂みの中で5,6羽の雛を育てるのですが、その間は葭からあまり離れないそうです。 広い水面に出るとトンビが雛を狙います。 まだ潜れないうちの雛はどんどんトンビに捕まえられ、育つのは50羽いて数羽ということです。


 水郷めぐりを終え昼食を済ませて、午後からは近江八幡の町を見て歩きました。
 近江八幡は、近江商人のふるさと、近江兄弟社の町、そして近年はヴォリーズと水郷めぐりで名高い町です。
 古い街並みを次々と復元している最中でした。

 連休に押し寄せた観光客と自家用車を受け入れる体勢は、まだ整っていないようでした。
 元気だったのは近江八幡に本社がある和菓子の"たねや"。和菓子の店と洋菓子店がありますが、いずれも本日予定終了。

(旧八幡郵便局)
大正生まれのこの旧郵便局は
豊郷町小学校で有名になったヴォリーズのもの。

(八幡堀)
八幡山裾をめぐるように
切り開かれた八幡堀です。

(船橋)
かわらミュージアムの
すぐ下にあった船橋です。

(白雲館)
白雲館は明治初期に
建設された学舎です。

(日牟礼八幡宮)
八幡の名前はこの
日牟礼八幡宮から。

(宮前のたねや)
日牟礼八幡宮の門前に
和菓子の"たねや"の店がありました。

(白雲橋)
八幡宮と白雲館をつなぐ白雲橋。
堀めぐりの舟が通ります。

(新町浜)
堀の曲り角にある荷揚場。
石積みがきれいでした。

(新町浜のハナミズキ)
青空の下、満開のハナミズキに
写真を写す観光客が並びます。

(新町通)
旧家が並ぶ新町通は
少し高山に似ています。


ここをクリックすると、ページトップへ戻る

アッロドーラのページ

ここをクリックすると、2006年バードウォッチング・初夏へ